メガネの奥でニヒヒと笑うヤッサン一座のタクラミ屋。遅咲きの紙芝居屋でありながら、誰よりも若い夢見る「シニアの星」。夢には免許も年齢制限もありません。必要なのはウキウキした心がひとつ。春に舞う桜のように軽やかな言葉とはウラハラに、大切に一歩ずつ踏みしめ歩いた紙芝居道。優しくイジワルに笑うはるるの紙芝居、拍子木鳴らして今日も行く。絵本に「おたすけじぞう」(第13回えほん大賞ストーリー部門受賞)がある。