この3日間紙芝居制作の取材で福島県へ行ってきました。
平伏沼は勿論とても美しいものだったけど、それより印象的だったのはその村の人々。
酔っ払って自転車でコケて前歯が折れた翌日、木で彫った差し歯に銀紙巻いて法事で読経した坊さんの話とかおおらか過ぎる。
きっと人生そんくらいが、いい加減。
そんで今回の取材をコーディネートしてくれた人から「見てって欲しい」と言われて、原発事故後の帰宅困難地域を案内してもらった。
マジで町自体にバリケードが為されていて入れない。
田んぼが野に還っている。
彼は今後どうすべきとか言わずに、これまでの復興と現状を語りただただ見せてくれた。
何をどうすべきとか語るほど僕は知識も無いけど、知って腹ん中に置いておくだけで意識しない自分の在り方や些細な言葉が変わっていくものがある。
そんなものが世の中にいっぱいある。
僕が畑をしてきた理由の一つもそれ。
そんな一つに今日も触れた。
この旅を実りに変えていくのはこれから。