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失敗の大成功

2020.02.07

災い転じて福となす。とは言うのなら、鬼も笑えば福来るのではないか。
ってことで先日の土日の桂川マルシェに合わせてビッグ鬼さん福笑い作りました。

知らぬ間に自分の名が冠されていて嬉し恥ずかし。福笑いって要はいかに面白く失敗するかなんだけど、小学生も高学年ともなれば意外にみんな上手かったりする。上手いなら上手いで拍手起こるんだけど、僕はみんなが心ならずも変な顔を作り上げる様を見てニヤニヤしたり嘲り笑ったりしたいので、どうやったら失敗するかとこちらも色々工夫したいわけです。

もうこんな感じの理想形の失敗してくれたら100点満点あげたい。もう「失敗の大成功」といっても差し支えない。

子どもたちの気質か世の中の雰囲気かは知らんけど、みんな結構正解を求めたがってて、それは福笑いでも顕著に表れる。子どもは結構保守的な生き物なのだ。いや、見事正解を導き出す自分の力を示したいという思いは何も間違ってないし、当たり前の心情です。でもだからこそ、失敗する面白さと豊かさをここで分かち合いたい。作ってから分かったけど、「絵を媒介ににして一緒に笑いあう」って意味では、福笑いと紙芝居はすごく似てる。

福笑いって大きければ大きいほど、自分の思いもしない失敗があり、みんなで一緒に楽しめる。これは良い。また第二弾しよう。もっとみんな失敗してもっとゲラゲラできるやつ。

らっきょむのブログより